悲哀

Sound by R~ ver.

 [ 悲哀 ]

Lyrics by Renka 2018.04.14

 

月が欠けている
ツキヨミでは
まだ、その時ではないから

その分だけ空は暗く見えた
だからといって
星が輝いているわけでもない

目の前に広がる湖面に映る光も
ぼんやりと儚げに揺れていた

世の中には
欠けると意味がない物が多い
靴や箸や手袋など

もちろんすべてが対でできてはいない
でも
そんなことが頭をぐるぐるしているのは
私の隣にいつもあると思っていた存在が
欠けているから

それは寂しいという感覚ではなく
ぽっかり穴が空いたかのように
その空間を埋める存在が必要不必要
そんな事すら考えられないほどに
悲哀を感じるだけの今で……

こんな今は願いをかける流れ星さえも
見えることはないだろう
心の雲は厚く
見える空さえも陽炎のようで

流れの無い湖面に
そっと笹小舟を浮かべた
儚く流れに逆らうほど強くも無く
控え目で自然に身を任せて動く
しかし簡単には沈まない強さがある

だけれど湖面の笹小舟は
どこへ旅立つ事が出来ようか?
浮いたまま
それは朽ちてゆくだけの
存在なのかもしれない

今の私の心にように

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。