キエナイ想イ

sound by 心独 (piano)

 

「回想」

手を伸ばせば届きそうなくらい
近くにいたはずなのに

今はもう…
涙でかすんで見えない あなたの姿

初めて出会ってから
どれくらい経ったのでしょう
幾多の想い出は永遠です

住んでる街とは違う
遠い雪の町で出会って
目に映った君は真実で
その笑顔に心奪われた

 

「夢」

生まれてはじめて タバコを吸った
あなたの香りに 逢いたくて…

遠い昔のほんとに小さな夢の話

まだ見ぬあなたを夢で追いかけてた
小さな永遠の予感に心ときめかせて・・

出会えた事はほんとに突然の事で
別れた事もほんとに突然の事で

すべてを受け止められる事も出来ず
ただ、震える心をずっと慰めてた

 

「終焉」

お別れして よかった
なんて思ったり
自由って こんなに
素晴らしいなんて

嘘ばっかり

こんなに苦しいくせに
涙見せないように上向いて
大人してるつもり?

すべては想い出だなんて
微笑んで思いたいのに
溢れる想いは嘘じゃない

我慢なんてしないで
生きて行きたい
本当に愛してた…

永遠と言う名の楽園に
連れて行って
本当は2人
手を取り合って行きたかった

すべてが幻とは思わない
あなたとの空間
本当の瞬間
手を取り合って生きて行きたかった

 

「懐古」

そう、2人でみたあの景色
今はもう見えない景色
2人で歩いた光る道
今はもう歩く事もないだろう
いつも君は僕を待たせたね
でも、あなたを待つ時間
少しでも短くしたい だなんて
けっこう かわいかったよ

 

「幻想」

思えば 昔話
だけれど、目をつむると それは流れ星のように
流れ落ちる 星のかけら
見せたくないと、髪かきわけるフリして流した
想い出はとても辛いけど、とても苦しいけど
素晴らしい物を僕に与えてくれた
これからは1人
すれ違う事があっても、それは幻想の世界

 

「サクラ」

さよなら幻
暖かい春の風に 今は何も語らないでいよう
傷跡はだいぶ 癒えたみたい
そっと 歩みだすと 桜のはなびらが 足元に落ちたよ
この花びらが 春の終わりに どこかに消えていくように
君の笑顔も 思い出せなくなるのだろうか
暖かい歌を書けないと言った君に
僕がやわらかな悲恋の歌をあげよう

でもけして悲しまないで
地を埋め尽くす花びらが いつの間にか消えゆくように

君が僕を思い出せなくなっても
僕が君を思い出せなくなっても

きれいな桃色の花が咲いたことは事実だから――――

 

「密カ咲ク花」

白い雪が散ってゆく それは
僕の魂の欠片に見えた
心に深く刻まれた傷は やはり癒せやしない
誰にも――

僕は君の躯を抱き締めた
想い出よりも 僕の体のほうが風化していくね
冷たい手を握ってみても
心を絞るほど願っても 君はもう目を開けはしない
君が死んだ日に僕の心も死んだ
ただ抜け殻のように生きるだけ
誰を抱いても 閉じた心を開いたように見せかけても
実は君しか見ていない

誰かに君の残影を重ね
君と同じ名前を呼び
同じ名前で呼ばせ

ねぇ 君はこんな僕をどう思う?

あの時体も一緒に逝けば良かったのかな

精神なんてとうに壊れたのに
真白い雪だけがぱらぱらと僕の頬に降る
その冷たさが憎ましい
まだ感覚の残る体を棄ててしまいたい

惰力で生き
水面の上に浮かぶ泡みたいにうわべだけの愛を唱えて
本当は君しか愛していないはずなのに
それを偽っている

僕はいつでも君の躯を抱いている
無意識のうちに手を握ってる
腐らない美しい君の体を背負って
うわべの愛を唱え続けて
僕はやがて 腐敗していく
そして僕が地面になった後には一つの花が咲いて
君の傍でそっと花を咲かせる
花は種をつけて
やがて白い花で一面になる
その中で
美しい君が眠る

 

 

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